シネマの前で待ち合わせ

元TSUTAYAスタッフが映画のあらすじや感想を備忘録をかねてつづっています

みんな双子【映画感想】Us (アス)

DVDにて。

 

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『アス』予告編90秒 - YouTube

 

【あらすじ】

1986年、ある少女が両親と浜辺の遊園地を訪れる。母親に「ここにいてね」と言われたが、少女アデレードは一人、浜辺の方に歩いて行ってしまう。そこにあったミラーハウスに入っていくアデレード。そこで停電が起こり、暗闇のハウスの中をさまよう。そのうちに自分そっくりの少女に出くわし、その出来事のせいで失語症を患ってしまう。

時は流れて、現在。無事に失語症も治り、二児の母となったアデレードは、家族で別荘に来ていた。家族を楽しませようとする父親に苦笑する二人の子供とアデレード。その晩、不審な影4つが彼らの別荘の外に現れる。バットを片手に追い払おうとする父親だが、無理やり別荘に侵入してくるその姿は、彼らにそっくりだった・・・。

 

【感想】★★★★☆

予告は貼ってみましたが、見なくても(見ない方が?)充分楽しいです。最近、予告は見ないで本編を見ることがほとんどです。

 

冒頭に下水道の話が出てくるんですが、それがどう繋がってくるんだろうと考えながら見ていました。序盤は過去と現在が少し混ざるので、ちょっとわかりにくいです。オープニングの音楽も不安な感じで、気味悪く盛り立てます。嫌な感じがヒタヒタとするのが「インビテーション/不吉な招待状」っぽかったですね。そっくりな奴らがやってくるまで、しばらくかかるのですが、伏線張ってるんだろうなと思って、焦らず見てやってください。現れてからは、なかなかスリリングでいい感じです。殺られるシーンは一瞬だったり隠れてたり遠くてよくわからなかったりと、ハッキリと写ってないので、スプラッターが苦手な私でも大丈夫でした。後半からはどうやって終わるのかが気になっていたのですが、ツイストきいててよかったです。

 

見ていて、前半は「ファニーゲーム」を思い出しましたね。暴力的な人たちが無理やり侵入してくる感じが。この作品は貧困層と富裕層の格差とか黒人差別への批判だとか色々な見方ができるようですが、ジョーダン・ピール監督の前作「ゲット・アウト」よりわかりにくくなっています。そのため、純粋なホラーとして楽しむことができてよかったです。なんといっても、襲ってくるやつらの残酷な顔が怖いですね。襲われる方と同一人物なのでしょうけど、表情が全然違うので別人に見えます。特に、長女の分身が怖かったです。小学生みたいな感想ですが、役者さんってすごいですねー。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

最初に奴らが現れたときに、ハサミの影が見えるのが怖くてよかったです。そのものを写すより怖い。ハサミは線対称だから、奴らの武器としては最適ですね。なにより、襲ってくるやつらが普通の人間で普通に殺せるのがよかった。変に強かったり不死身だったりすると大変。それに、みんなおそろいの赤いツナギを着ているので、見分けが簡単。服を取り替えて、入れ替わって油断させたところを襲ったりするかなと思ったけど、それはなかった。別荘に向かう車の中で、アデレードが音楽に合わせてリズムをとるんですが、微妙に合ってないのが気になりました。解説してるサイトでは、彼女がクローンだからとしていましたが、リズムもとれないのにバレエをソロで踊れたりするんでしょうか?いまいちよくわからないシーンでした。

 

別荘の中に奴らが入り込んで、プルートが暖炉に火をつけたあたりのシーンがなんだかお遊戯会のように見えてしまった。立ち位置がばっちり決まってる感じで。この後もこんな感じだったら嫌だなって思ってたけど、後は大丈夫でした。

エレミア書11節11章のサインを出していたおじさんが最初の犠牲者となって運ばれていくのが意味深でよかったです。列を作ってる中にそのおじさんがいるのがわかるので、「奴にやられたんだな」って後々わかるのもいい。

中盤、同時多発的な事件だとわかるので、それも「インビテーション/不吉な招待状」ぽいですね。アデレードがだけが話せるってことでしたが、ジョシュのクローンも話してなかった?気のせいかな。テイラー夫妻とその娘たちは、あっさりやられましたね。その後、助けを求めて夫妻のもとを訪れたアデレードが、すぐに奴らだと気づくのはさすがです。彼女の子供たちも襲撃されたとき、冷静でキャーキャー言わずに機転をきかせるので、見ていてイライラせずにすみました。キティがアレクサ的な機械に「警察を呼んで」って言ったのに、"Fuck the Police"という音楽を流されるのは、皮肉が聞いてていいですね。しかも、実際にありえそう。お父さんがジョシュのクローンに向けて閃光弾(?)を打ちますが、あれはなんだったんでしょう?双子の片割れは、ゴルフのクラブで殴られた後、自ら側転して階下に落ちていかなかった?その後、アデレードを襲いますが、この時、ガウガウ言って噛みつこうとする感じがゾンビっぽくて素敵ですね。

 

アトラクション地下のウサギがたくさんいた施設ですが、あそこって砂地なはずなのに、地下にあんな施設って作れるんですかね?変なところが気になってしまいました。

 

ラストが衝撃なんですが、自分がクローンだったって忘れるもの?ジェイソンを見つけたあとに、アデレードがあっさり地上に戻ってきてるので、幼いころの地上に囚われてしまったアデレードも手錠が外れれば上に戻れるんじゃないかな。ラストの回想は、アデレードの想像で、最後の笑顔は自分の息子を見て、「そんなわけないか」って笑った感じに見えました。でも、クローンと入れ替わってた方が、失語症の説明に納得がいくんですよね。ジェイソンのマスクをかぶる動作も意味深ですし。(これは、アデレードのクローンからアデレードと自分が入れ替わってることを聞いたジェイソンが、「そのことを黙ってるよ」といった無言の伝達だという解説がありました)画像も、アデレード意外の家族はにっこり笑っているのに、アデレードは上も下も怖い顔をしてます。

ジェイソンがクローンと入れ替わってる説もありますが、その機会はないし、クローンは火傷の跡があるので、それはないのではないかと思います。

みんな怪しい翻訳家たち【映画感想】9人の翻訳家 囚われたベストセラー

DVDにて。

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原題:Les traducteurs

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』予告編 - YouTube

 

【あらすじ】

全世界が待ち望むミステリー小説『デダリュス』の完結編の出版権を手に入れたエリックは、海賊版や流出を防ぐため、フランスの人里離れた洋館に9人の翻訳家を集め、地下に軟禁して翻訳をさせる。そこでは、外出もできず、電話やインターネットの使用も禁じられていた。そんな中、9人の翻訳家たちは、毎日渡される20ページの原稿をひたすら訳し続けていた。案内役のローズマリーも含め、みんなでシャンパンを飲んでパーティをしたりとそれなりに楽しんで過ごす9人の翻訳家たち。そんなある夜、エリックの元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」といった脅迫メールが届く。果たして犯人は誰なのか・・・。

 

【感想】★★★★☆

原題はそのまま「翻訳家たち」といった意味ですね。日本語タイトルがごちゃごちゃしてるのと対照的にかなりシンプルです。

 

全体的によくできてるんですが、軽い感じがするのはなぜでしょう?結構重たい展開にはなってくるのですが、重くなりきれてないんですよね。それ、必要ある?ってところがちらほらあるし。演出過多っていうんですかね。そんな感じです。

翻訳者たちとは言え、エリックが話すフランス語はみんな理解できてるの?と思ったけど、そもそもデダリュスが、フランス語で書かれてるのかな。フランス語から各言語に訳すと言うプロジェクトなら、みんなフランス語は理解できて当然だよね。著者のオスカル・ブラックはフランス語を話していたと思うのですが、見てから2ヶ月くらい経ってるのでさだかではないです。

 

ダメだしから書いてしまいましたが、フーダニットから始まり、ハウダニットホワイダニットと続けて明らかになっていく流れはとてもよかったです。ツイストがグリングリンきいてます。伏線は序盤から張り巡らされているのですが、誰が犯人かを論理的に解くのは難しいですね。

 

エリックは強欲で自己中な感じが分かりやすくてよかったです。もうこうなると金の亡者ですね。いくらあっても足りない状態で、餓鬼に憑りつかれちゃってます。ローズマリーは、フランス人!って感じの外見とスタイルで素敵でしたね。翻訳者たちも、外見が個性的だったので、見分けが難しいといったこともなかったです。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

そもそも、アレックスはみんなを共犯にする必要があったんですかね?そんなにややこしいことしなくても、一人で復讐はできたと思うんですが。トランクケースを入れ替えるって荒業は、「どう考えても無理でしょう」と思ってたけど、実は入れ替えてなくて、「なるほどね」ってなった。

 

エレーヌの自殺やカテリーナが撃たれたりなど、なかなか被害が大きいのですが、そのことに関してアレックスは責任を感じるべきですよね。アレックスがカテリーナの病室で心配そうにしてるのは、恋が芽生え始めただけではなく、死んでしまったら取り返しがつかないからだと思いました。アレックスのためにも助かってほしいですね。せめて、意識が戻るシーンがあればよかったのですが。

 

ローズマリーが写真を見て、あっさりエリックを裏切った理由がよくわからず検索してしまいました。あれは、いいように使われている自分を客観的に見たからですね。写真一枚でローズマリーを動かすアレックスはすごい。脅迫して受け取ったお金をエリックの口座に移すのも抜け目ないですよね。自作自演に見せて、罪を大きくできるし。

そして、アレックスはどうやってエリックがジョルジュ殺しの犯人だってわかったのでしょうか。エリックが捕まってないと言うことは警察もわかっていない事実です。ジョルジュからエリックと会う約束があることを聞いていたのでしょうか。

 

冒頭の火事は、こんな意味があったのかーとわかるのが最後の最後なので、とてもいい感じでした。それにしてもエリックは本当にひどい奴ですね。ジョルジュを殺した上に、アレックスの想い出もたくさんつまった本屋さんを燃やしてしまうなんて。

エリックと言えば、なんで彼は私服で刑務所にいるんでしょうか。そりゃあ、囚人服着てたらミスリードが台無しになるので当たり前と言ったら当たり前なんですが。まだ裁判中で拘留されてるだけって設定なのでしょうか。そういうことにしておきましょう。

 

アレックスがどれほどジョルジュをしたっていたかが、ラストの表情でわかりますね。

面会室で、どうやって原稿を盗んだか暴露してましたが、あれは大丈夫なんでしょうおか。彼が脅迫罪なんかで捕まらないといいのですが。

 

悪いことしたやつが、まんまとハメられて牢屋にぶち込まれるというストーリーではあるのですが、いまいちスッキリしないのは自殺者が出たり、お腹を打ち抜かれて意識不明の重体者が出たりとこちら側の被害が大きいせいでしょうか。ジョルジュは生き返ったりしないからでしょうか。

 

見終わった後、複雑な気持ちになる映画でした。

パパがんばれ!その5【映画感想】search/サーチ

DVDにて。

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  予告動画 https://www.youtube.com/watch?v=75D75RG6csA

 

【あらすじ】

母を亡くした16歳の少女マーゴット。その後も、父と一緒に平穏な日々を暮らしていたかに思えたが、ある日、突如として姿を消してしまう。家出か誘拐か。娘の安否を心配する父親のデイビッドは、マーゴットのPCを立ち上げ、手掛かりを探そうとSNSInstagramから情報をかき集めるが・・・

 

【感想】★★★★☆

TSUTAYAスタッフさんにオススメされて見てみました。本当にPCの画面上だけで物語が進むので、よくできてるなぁと感心。でも、「まったく新しい映像体験」は言い過ぎかと。こういった感じの映画は、この作品の前にも何作かあるみたいだし、新しいと言えば新しいけど、そこまでテンションは上がらなかった。

ストーリーとしては、見ているうちに「渇き」もこんな感じかなと思った。画面の見せ方が凝っている分、物語の進行はそんなに複雑ではなく、わかりやすい。容疑者(?)が何人か出てくるので、結構ハラハラしました。

それにしても、娘が誘拐とか失踪とかして、父親が頑張って見つけるって映画はどれも母親の存在がないですね。離婚してるとか、別居してるとか死別してるとか。たまには夫婦の力を合わせて救助に向かってもいいと思うのですが。二人ともCIAとかFBI出身とかで、母親は情報をかき集めて、父親が乗り込んで救出・・・とかね。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

まさか、マーゴットが助かると思わなかったな。刑事の女性は全くノーマークでした。と言うか、わりと話の展開が速くて推理もせずにぼーっと見てました。振り返ってみると、嘘の寄付金を集めた息子への対応の話が上手いこと伏線になってるのね。それにしても、捜索していないところを捜索済みとかって、できるもんなの?「息子のためならなんでもする!」って感じのお母さんでしたが、それなら自ら崖を下りて、マーゴットの生死くらい確認してほしい。

薬使ったら、やってない犯罪でも自白させたりするんでしょうか?絶対、あの元囚人も自殺じゃなくて、お母さん刑事が殺してるよね。その辺、なんでもアリだなと思ったけど、映画だし、まぁいいか。

 

叔父さんが怪しいって展開になったときは、ああ、嫌な展開だなと思ったけれど、大したことなくてよかった。意味深なメッセージを送らないでよ、マーゴット。

 

この作品の優れたところは、根底に父と娘の関係の修復があるところ。うまくコミュニケーションを取れてると思っているデイビッドだったが、娘が見せてくれなかった顔に気づいていく。事件後に、上手くいってるであろう二人が見れたのがよかったです。

ナイスバディなガイ・リッチーアクション【映画感想】コードネームU.N.C.L.E.

DVDにて。

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The man from U.N.C.L.E.

映画『コードネーム U.N.C.L.E』特報【HD】2015年11月14日公開 - YouTube

 

【あらすじ】

舞台は東西冷戦中のヨーロッパ。核兵器拡散をたくらむ国際犯罪組織の存在に気付いたアメリカとソビエトはこの組織の制圧のために手を組むことに。それぞれのトップスパイ、CIAエージェントのナポレオン・ソロKGBエージェントのイリヤ・クリヤキンがタッグを組んで、核兵器化科学者であるウド・テラー博士の娘、ギャビーを巻き込みヤンヤンする話。

 

【感想】★★★★★

久しぶりの更新となってしまいました。安心してください。生きてますよ。そんなことはどうでもいいか・・・。

 

見る前は、ちょっと複雑そうで、歴史が超絶苦手だった私でも理解できるだろうかと思っていてのですが、杞憂でした。これ以上ないほどわかりやすくヤンヤンしてるだけでした。つまり、核兵器を拡散しようとする悪い組織に対して、アメリカとソ連のスパイが一時的に手を組み、それをやっつけようという話。敵の敵は味方ってやつです。

 

遠くに住む友人と同じ映画を見て感想を話そうと言う企画で見たのでチョイスは友人だったのですが、なんで今まで見てなかったんだろうというくらい面白かったです。

無駄がなくて、それでいてアクションシーンはしっかりしていて、出ているとこ出てて無駄な脂肪がない、ナイスバディなお姉さんのようなアクション映画でした。車もバイクも船まで出てきてヤンヤンするので、幕の内弁当的なチェイスが楽しめます。さすがガイ・リッチー。そう言えば、シャーロック・ホームズも面白かったなと思いました。

 

言い訳をすると、アクション映画ってどれもポスターとかDVDジャケットやタイトルが似たり寄ったりで、どれも一緒に見えてしまって、好きな俳優さんが出てるとかじゃないと見ようと思わなくなってきたんですよね。

 

とにかくこの作品はストーリーもわかりやすいし、ギャビーもいちいちかわいいし、ところどころコメディなところもあって、欠点がない。ギャビーの衣装もいちいちかわいくて、バービー人形みたいでした。

ナポレオン・ソロ役のヘンリー・カヴィルもスーツがビシッと決まるナイスガイで見とれてしまいましたね。イギリス人のようで、確かに "the gentleman"って顔立ちです。

友人はイリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマーがいいとのことでした。彼は、ロシアの血は入っているようですがアメリカ人のようです。ロシア人ぽい顔なんですけどね。それから、友人は「音楽もいい!」って言ってました。私はナポレオンに見とれるばかりで、音楽は入ってきませんでしたね・・・。たしかに他のレビュアーさんたちも、そう書いてる方が多いので注目して見るといいかもしれません。

そして、敵サイドのドロンジョ様的な立ち位置のヴィクトリア様は、浅田舞さん似の美女でした。最初から最後までずっと浅田舞さんに似てるなぁと思いつつ見てたんですが、同じように思った人いません?とにかく、セレブな役がとても似合う顔立ちですね。あんなクレオパトラみたいな衣装を着こなせちゃうんだもん。

 

原題はThe man from U.N.C.L.E. なんですけど、なんでmanでmen じゃないんでしょうね?U.N.C.L.E.はナポレオンとイリヤを含む組織で、ナポレオンもイリヤも主役な立ち位置だから、複数形のmenの方がしっくりくると思うのですが。ナポレオン・ソロだけのことを指してるのかな?ガイ・リッチーの新作、ジェントルメンはちゃんと複数形なのに。

ちなみにwalkmanの複数形はwalkmenらしいですよ。そんなことはどうでもいいか・・・。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

イリヤがボートチェイスをガンガンしているのに、車の中で優雅にサンドイッチを召し上がってるナポレオンが面白かったですね。早く助けてあげなよとニヤニヤしてしまいました。

ギャビーちゃんにはやられましたね。基本的にアクションは頭からっぽで見てるので。

ギャビーちゃんもイリヤが好きだったようですが、ナポレオンもかっこいいのにな。たらしだからダメなのかな。

ドロンジョ様は、わりとあっけなくやられてしまって、あの美貌が一瞬んで吹き飛んだかと思うとちょっともったいない気もします。スカッとするシーンではありますが。

ギャビーのお父さんが殺されてしまったのがとても残念。生き残ってギャビーと幸せに暮らしてほしかったな。

命がけクライミング【映画感想】EXIT

DVDにて。

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原題:EXIT

【公式】『EXIT』11.22(金)公開/本予告 - YouTube

載せてはみたけど、予告は見ないほうが楽しめると思います。

 

【あらすじ】

無職の筋肉ムキムキ男のヨンナムは、母親の古稀を祝う会場で大学時代の後輩ウィジュに再会する。彼女のことが好きだったヨンナムは、会社では課長だと、つい嘘をついてしまう。一方、ウィジュは上司から言い寄られ困惑。ここから三角関係は・・・始まらない!その代わりに、近くで有毒ガスが噴霧される大事件が勃発。間一髪で、親戚一同、会場のビルの上に逃げ込むが、有毒ガスはみるみる上昇し、このままでは死を待つのみ!とりあえず、屋上へ続くドアを開けないと!スパイダーマン!助けて~!な状況の中、決死の覚悟でクライミングを始めるヨンナムだが・・・。

 

【感想】★★★★☆

ほとんど内容を知らずに鑑賞。高いところで逃げまくる!ってくらいの予備知識。でも、それでよかったみたい。ヨンナムのクライミングが始まってからは、ハラドキしっぱなしでノンストップ!すぐには死なないとわかっちゃいるけど、手に汗にぎりました。たまにくすっと笑えるシーンがあって、それがいい感じで箸休めになっていましたね。

 

元山岳部という設定が、クライミングや綱渡りに説得力を持たせていていいですね。
「ええ?それ、だいじょうぶなの?」ってこともどんどんやっていく二人。でも、逃げなきゃ有毒ガスに追い付かれてゲームオーバーなんだから、当たり前か。それにしても二人とも運動神経良すぎ。ガッツガッツと登っていく姿は爽快です。

 

惜しいのは、有毒ガスがばらまかれるまで、少し展開がゆっくりなこと。もうちょっと短くまとめてくれたらよかったなぁ。でも、有毒ガスがばらまかれた経緯と理由はサラッと説明していて、簡潔でよかった。そして、ウィジュがもれなくかわいい。

 

フランス映画のミストと絵面が似てるけど、こっちの方がハラドキ度が高いです。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

会場のビルをよじ登っていくヨンナムを撮影する義兄の方が落ちそうでハラハラした。そんなに乗り出さないで~。その後、序盤でヘリが助けに来ちゃうからどうするのかなって思ってたら、二人だけ取り残される。そこから第二幕って感じだった。他のビルに移ったあとで、ウィジュがよじ登った屋上の上の上で、ヨンナムに対して悪態ついてる最中にヨンナムが梯子から登ってきたシーンが面白かった。ウィジュは、手袋脱いで、頑張ってよじ登ったのにね。ラスト近くで、かに道楽のかにのようなオブジェをよじ登るのも面白かった。

子供たちを優先して助けた時点で、この二人も助かるんだなってわかっちゃうけど、それでもちゃんと面白かった。そのうち、大きくビルを飛び移るんだろうなって思ってたらやっぱりそうなった。うん、お約束だもんね☆。ジムのダンベルを投げて、ロープを隣のビルに渡して、綱渡りしてたけど、あれって物理的にオッケーなの?ロープを束ねてつかんでたら大丈夫なのかな?ともあれ、あれこれ頭を使いながら逃げ惑う二人をついつい応援してしまう。

YouTuberっぽい人たちが動画配信で二人の様子を配信してたのが、すごく今っぽいなと思った。クレーンの隣のビルで一度諦めた後に、またドローンが来て、ロープを渡してほしいと絵を描いてお願いしたヨンナムだけど、よくあの絵でわかったなぁ。脱出ゲーム並みのヒントだと思うけど。他のドローンは何しに来たんだろう?野次馬?それとも、ドローンの風圧でガスを押しとどめようとしたとか?
ドローンでSOSを描いたりするのかな?とか、まさか複数のドローンに釣り上げてもらう?とか、色々考えました。


ターザンして、落ちてからクレーンによじ登って花火に点火するまで大きく二人の動きがカットされてるんだけど、どうやって助かったかを観客に想像させる感じで、新しいかな。と思ってたら、最後の最後で説明があって面白かった。そこで、回収するんだ?!ってなりましたね。ジャッキー・チェンの映画にありそうな展開だったみたい。

 

助かった後の二人も、はっきりしない感じが逆によかったかな。あのくらいがちょうどいいと言うか。お母さんを「したかったんだ」って言いながら、おんぶするのもよかったな。これからは自慢の息子だよ。

 

振り返ってみると、冒頭のダメダメヨンナムとものすごい度胸で逃げまくるヨンナムの対比がすごい。これだけのことをやりとげたヨンナムなら、就職先なんて腐るほどあるよね。未来は明るいぞ!君ならなんでもできる!がんばれヨンナム!

 

 

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