パパがんばれ!その2【映画感想】スカイスクレイパー
劇場で鑑賞。
↑「これから大好きな窓掃除!ひゃっほぉーーーー!」
*スカイ・スクレイパー=摩天楼
「空を削るもの→高層ビル」
【あらすじ】★★★★★
香港のヴィクトリア湾に、中国人の起業家ツァオ・ロン・ジーが
ザ・パールという超高層ビルを建てた。
その高さ、なんと1000m、240階建て。
中には、住居だけでなく、公園やホテル、ショッピングモール
などもあり、タワー全体がひとつの街のようになっている。
主人公のウィルは、FBIの人質救出部隊のリーダーだったが、
ある事件で足を負傷し、義足に。
その後、引退して家族とともにザ・パールに住みながら
セキュリティシステムの調査をしていたが、彼がでかけている
すきにタワーに火の手があがり、なぜか放火魔にしたてあげられる。
それを知ったウィルは、「中には俺の家族がー!」と、警察から逃げつつ、
家族を救出するためにタワーに向かい、ヤンヤンする話。
【感想】★★★★★
「香港の雰囲気とお金をうまく使って作ったハリウッドのアクション大作」って感じでうまいことまとまっていました。
(実際に資金源がどこかは存じません)
まず、1000mのタワーってすごいですね。
つまり、1㎞です。
単位がメートルじゃなくて、キロメートルであらわせちゃう。
そんな高い建物を作ったら、また神様にバベられちゃうよ?と心配になるほど。
でも、そのビジュアルやシステムの近未来感がすごい。
ただ、あんな高いところに住みたくはないな・・・。
出掛けようとして地上に下りたところで忘れ物に気づいたら超めんどくさそう。
香港の街並みは、ほんのり攻殻機動隊っぽく、女テロリスト、シャの切れ味サイコーなアクションや冷酷さもいい感じでした。
わりと中国語が飛び交っていたので、それが理解できたらもっと楽しめたかも。
残念。
アクション大作なので、展開はだいたい読めますが、近未来的な映像が多く、わくわく度が高い。
後半は散りばめられた伏線がいいタイミングで回収されていって爽快。
この先は、ネタバレになってしまうので、
未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、
反転させて読んでください。
展望台の鏡でできた壁がニョキニョキ生えるシーンは、見ていて楽しかった。
メイズランナーの似たようなシーンを思い出しながら見ていました。
大きな構成は「ダイハード」なイメージ。
高層ビルや電子化、システム化される現代社会を皮肉っているようにも感じました。
ツァオがめちゃくちゃかっこよくて、最後のセリフ「Rebuild」(建て直す)を3回ほどマネしました。
うーん、渋い。
ウィルもかっこいいし、奥様のシャに対する蹴りやハサミを使って反撃するシーンもステキだったんだけどね。
ウィルは、義足の設定を途中で忘れるほど走りまくるし、戦いまくる。
「その義足設定いる?」とちょっと思ってしまった。
でも、ツァオがいる部屋に入るドアに義足を挟むシーンはよかった。
子供たちが双子の設定もいいですね。
二人が「me!me!」と言うシーンがめちゃくちゃかわいい。
素敵な家族愛が見られてよかったです。
パパがんばれ!その1はこちら