マイナーだけど見てほしい!おすすめ映画!ラブストーリー・ヒューマンドラマ8選+番外編
さて、マイナーだけどオススメ映画、第二弾です。
今日は、ラブストーリーからいってみよう。
1.サヨナライツカ
2009年製作/134分/R15+/韓国
原題:Goodbye, Someday
【あらすじ】
1975年。灼熱のバンコクで灼熱の恋。
エリートビジネスマンの東垣内 (ひがしがいとう)豊は日本に残してきた婚約者光子と、タイで奔放に生きる美しい沓子の間で翻弄される。
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトにわかれる。
あなたはどっち?
この作品は有名かと思ったのですが、意外とfilmarksのレビューが1000件に満たなかったので。めずらしく原作より映画のほうが好きな作品。ジャケットの東垣内さんが白いスーツのせいかオメガトライブの杉山清貴氏に見える。
2.カサブランカ
1942年製作/102分/G/アメリカ
原題:Casablanca
【あらすじ】
第二次世界大戦に振り回される男女3人のラブストーリー。舞台はフランス領カサブランカ。しかし、親ドイツヴィシー政権下にある。主人公は「カフェ・アメリカン」を営むリック。そこにパリが陥落する前に理由を告げずに姿を消した元恋人、イルザが夫とともに現れる・・・。
これはマイナーどころか超有名なのですが、若い方たちにはマイナーかと思いまして。
名作と呼ばれるには理由がある。見てよかったとしみじみ思った作品です。イングリッド・バーグマンの美しさも必見。
3. ソローキンの見た桜
2019年製作/111分/G/日本
配給:KADOKAWA、平成プロジェクト
【あらすじ】
現在。地元のロシア人墓地を取材していたTVディレクターの桜子は、先輩の倉田にソローキンの墓がないことを教えられ、ロシアに取材に同行することを頼まれる。
いまいち乗り気ではなかった桜子だが、家で祖母に先祖のゆいの日記を見せられ、自分のルーツがロシアにあることを知る。
日記を持ってロシアに渡った桜子は、祖母からある事実を告げられる。
そして、二人の日記を追っていくうちに、ある事実を知ることになる。
日露戦争時代。日本の捕虜となったロシア兵捕虜、ソローキンを手当てすることとなったゆい。
ゆいの兄弟は戦争で亡くなっているため、複雑な思いを胸に抱いていたが、そのうちにソローキンに惹かれていく。
ロシア革命のために祖国に戻ろうと決めたソローキンは、ゆいを連れて脱走し、ロシアに連れて行こうとするが・・・。
この作品も戦争を背景にしたラブストーリー。でも、こちらの二人は戦争がなかったら出会わなかった。戦争はいろんな意味でたくさんの人の人生を狂わせるんですね。見終わった後は切なすぎてピロシキでも食べないとやりきれません。
4. グッバイ・ゴダール!
2017年製作/108分/R15+/フランス
原題:Le Redoutable
【あらすじ】
パリの大学で哲学を学ぶ19歳のアンヌ。
天才監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ちて、ゴダールの映画「中国女」の主演を飾り、彼にプロポーズをされる。生まれて初めての経験の連続。そして、アンヌは、パリのデモ活動と彼の人生に巻き込まれていく・・・。
ゴダール本人や、ゴダール作品を知る人はより楽しめると思う。ラブストーリーよりコメディな感じもするけど、全体としてはシリアスだから正しくは「ドラマ」かもしれません。
5. 君がくれた未来
2010年製作/G/アメリカ
原題:Charlie St. Cloud
【あらすじ】
ヨットの才能がある主人公のチャーリーは、奨学金で街を出てスタンフォード大学に進もうとしていた。
そんな未来への扉を開こうとしていたときに、弟のサムを友達の家に送る途中で事故にあってしまう。
サムはその事故で亡くなり、責任を感じたチャーリーは、大学も夢もヨットも捨てて弟の墓のある墓地の管理人として日々を過ごしているが・・・。
ラブストーリーと言うより兄弟愛がメインテーマ。これも一つの愛の物語ということで。
原題が主人公のフルネームなのに対して邦題が深い。うっかり見てしまい、うっかり号泣。
6.シティ・オブ・エンジェル
1998年製作/114分/アメリカ
原題:City of Angels
【あらすじ】
セスは亡くなった人の魂を天国へと導く天使。彼はある日、手術中の外科医マギーに見つめられ恋をしてしまう。「人間は天使を見ることができないはずなのに彼女は確かに僕を見た」しかし、天使であるがゆえに彼女を抱きしめることはできない。彼には、人間には普通にある味覚や触覚が備わっていないのだ。「彼女を抱きしめたい」思い悩んだ末に彼が見つけた方法は・・・。
この作品は一番好きなラブストーリーなんですが、見たのが昔過ぎてブログを書いていません。音楽や世界観がとても素敵で、浜辺に集まる天使たちのシーンが印象的。神様を殺したくなるくらい切なさにもだえる作品です。
《番外編1》
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
1995年製作/101分/アメリカ
原題:Before Sunrise
【あらすじ】
ブタペストからパリへ向かう列車の中。ソルボンヌ大学に通うセリーヌは、近くに座る夫婦が始めた喧嘩を避けるために席を移動する。移った席の隣にはアメリカ人で新聞記者のジェシー。彼に誘われ、セリーヌはウィーンで途中下車をすることに。二人はウィーンの街を歩きながらたくさんの会話をして距離を縮めていく。
この作品はシリーズ化しているので有名かと。これも昔の作品過ぎてブログを書けていませんが、好きな作品の一つです。映画のラブストーリー!といった感じなのですが、妙にリアルだった印象。二人の会話が自然なせいでしょうか。ウィーンの街並みも綺麗です。続きが気になった方は「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」もどうぞ。主人公二人のキャストがかわらないので違和感なく見られます。
《番外編2》
幻影師アイゼンハイム
2006年製作/109分/アメリカ・チェコ合作
原題:The Illusionist
【あらすじ】映画.comより引用
19世紀末のウィーン。天才幻影師アイゼンハイムの評判を聞きつけた皇太子は、婚約者のソフィを連れて劇場を訪れる。実はアイゼンハイムとソフィの間には、愛し合いながらも身分違いのために引き裂かれたという切ない過去があった。ほどなくしてソフィが皇太子邸で謎の死を遂げ……。
ウィーンつながりでこちらも紹介。舞台は19世紀のウィーン。「ロミオ&ジュリエット」の関係に、「ショーシャンクの空に」をうまくブレンドした感じの作品。ラブストーリーだけどミステリー要素もあって、見た後はスカッとします。なかなかない良作なのに知っている人は少ない。ブログを書いてないせいか、内容はほとんど覚えていないんだけど、衣装が素敵だったという感想と、見終わった後の爽やかな気持ちだけは残っています。
次はヒューマンドラマ。
7.告発
1994年製作/アメリカ
原題:Murder in the First
【あらすじ】
ヘンリー・ヤングは、10歳の時に両親が亡くなり、幼い妹の世話を見てきた。
17歳のときに店に職をもらいに行ったが断られ、仕方なく5ドルをレジから盗んだ。
その店は郵便局も兼ねていたため、連邦罪が科せられた。ヘンリーは捕まり、妹は孤児院へ。その後、彼はアルカトラズに収容され、脱獄を計り、失敗。そして、裏切り者のマッケインを食堂で殺害する。第一級殺人の罪に問われたヘンリーを弁護士のスタンフィルは助けられるのか?
実話に基づく映画で、はっきり言って重いです。気持ちが元気な時にみたほうがいい。でも逆に、気分がどん底なときに、自分より辛そうな人生を歩むヘンリーを見たら浮上できるかも?ケビン・ベーコンの名演技に胸を打たれました。
8.偽りなき者
2012年製作/115分/R15+/デンマーク
原題:Jagten
【あらすじ】
ルーカスは、妻と別れ息子とは別居中の保育士。
ある日、クララという親友の娘の罪のないウソによって、変態の烙印を押されてしまう。
親友まで何もやっていないルーカスを信じてくれず、小さな町の中でどんどん追い込まれていく。
マッツ目当てに見たのですが、いろいろ考えさせられるいい作品でした。冤罪って怖いですね。難しいですが、なくす努力が必要だとわかります。