マイナーだけど見てほしい!おすすめ映画! SF・ミステリー10選
お久しぶりです。しばらく忙しくしていたのですが、ひょんなことから時間ができたのでブログ更新です。
今まで見てきた映画の中で、マイナーだけど面白かった作品を紹介しています。
基本的に評価は甘めですが、☆×4以上を目安に選びました。世間的には☆×3以上だと考えてもらえるとピッタリかと。
「まだまだ浅いな!他にもマイナーだけどおもしろいのあるよ!」というご感想を持った方はぜひぜひコメントで教えてください。
まずはSFから。
1.タイムクライムス
2008年製作/88分/スペイン
原題:Los Cronocrimene
【あらすじ】
エクトルは、森の近くの一軒家に妻と一緒に引っ越してきた。
引っ越しの最中に、双眼鏡で森をのぞくと、なんと女性が服を脱いでいる。
気になったエロエクトルは、森の中に入っていくが・・・。
タイムトラベル好きの方にはたまらない作品かと。
コメディのような一面もあり、面白かった。
ただ、TSUTAYAには置いていないし、サブスクにも配信されてなさそうなので、入手が難しいかも。
2.ジョナサンーふたつの顔の男ー
2018年製作/95分/アメリカ
原題:Jonathan
【あらすじ】
ジョナサンは、建築会社に勤めるまじめで内向的な青年。彼の中にはもう一人ジョンという人格がいて、一つの身体をシェアしていた。ジョンは、ジョナサンとは正反対の性格で、楽観的でチャラい。毎日ビデオを録画し、情報交換をするジョナサンとジョン。
二つの人格は、ルールを守り、上手く一つの身体をシェアできていたが、ジョンがエレナという女性にバーで出会ったことから、ルールが破られ、二人の関係も崩れ始め、やんやんする話。
カモメでもファミレスでもなく、あるまじめな青年の話。サスペンススリラーとうたうわりには静かな文学的作品で、映画だけど、見たら行間を読む練習になるかも?
3.(r)adius ラディウス
2017年製作/93分/カナダ
原題:Radius
【あらすじ】
交通事故から目を覚ました一人の男、リアム。
通りがかった車に助けを求めるが、その車はふらふらとして道を外れる。
リアムが車にかけよると、運転していた女性は亡くなっていた。
急いで911コールするリアム。
電話がつながり、対応してくれている女性に「あなたの名前は?」と聞かれて、記憶をなくしていることに気づくリアム。
混乱して、レストランに駆け込むけれど、そこも死体だらけ。
「どーなってるんだ?!ウィルスか?テロか?」とさらに混乱。
そのうちに、自分に近づいた鳥や人が死んでいくことに気づき、人に近づかないようにするが、ある女性が訪ねてくる。
「ノォーーー!!俺に近づくなー!」と慌てるが、どうやらその女性だけは、リアムに近づいても死なないらしい。なぜ?
しかし、彼女も記憶をなくしているらしく、二人で記憶を取り戻そうとヤンヤンするが・・・。
この作品は、記憶喪失の原因とか近づいた人が死んでしまう謎に気をとられて、本当に先が読めなかった。SFとミステリーが上手くマリアージュした作品だと思います。
U-NEXTで見られるようです。
4. アトラクション ー制圧ー
2017年製作/117分/G/ロシア
原題:Attraction
【あらすじ】
ある日、モスクワ上空に未確認飛行物体が現れ、軍によって攻撃されたそれは住宅街に墜落し始める。
その日、高校生のユリアは、学校の授業で隕石雨が降るから観測するようにと言われていた。
軍司令官のユリアの父は、「高いところは人が集まるから危険だ」と言って観測に行くことを許してはくれなかった。
しかし、絶賛反抗期中のユリアは父の制止を無視して恋人のチョーマと友人のスヴェタと一緒に、マンションの屋上で隕石雨を待っていた。
そのうち、待つのに飽きたチョーマに誘惑されてスヴェタの部屋に行き、イチャイチャし始める。
そんな中、コントロールを失った宇宙船が、スヴェタの目の前に墜落してきて・・・。
SFだけどアクションパニックではないので、ご注意ください。UFOが落ちてくるシーンはとても芸術的でオススメ。あんなに印象に残る墜落シーンもなかなかないと思う。TSUTAYAで5枚借りないとセット価格にならないからあと1枚・・・っていうときに手にしてほしい。あらすじ読んでいて思ったけど、友達の部屋でイチャイチャするってすごいな・・・。
5. パンドラム
2009年製作/108分/PG12/アメリカ
原題:Pandorum
【あらすじ】
2147年、水と食料不足に陥った地球。
人類は、移住できる星「タニス」を見つけ、宇宙船エリジウムにクルーと乗客を乗せて打ち上げた。
船内の睡眠カプセルで目覚めるバウアー伍長。
しかし、睡眠カプセルの副作用で記憶を失っていた。
その数時間後に睡眠カプセルに入っていたペイトン中尉も、覚醒する。
他のクルーがいないことに気づいた二人は、船内の捜索を開始するが・・・
これも記憶喪失もの。SF×記憶喪失なんて、私にとっては盆と正月、牡蠣とシャブリ、ハチミツとクローバーのようなもので、それだけで満足度が高い。ほんとにチョイ役だけど、ノーマン・リーダスが出演しています。ウォーキング・デッドでゾンビの代わりに主役を食った男です。
次はミステリー。
6. トラフィッカー 運び屋の女
2018年製作/91分/アイスランド
原題:Vargur
【あらすじ】
アイスランド発のクライムスリラー。
シングルマザーのソフィは、多額の借金を抱える弁護士エリックと刑務所から出所したばかりの弟アトリとコカイン密輸に加担することに。
ソフィはコカインを飲み込んでアイスランドへ入国するが、コカイン入りのタブレットを吐き出せないまま時だけが過ぎていく。
そんな中、麻薬捜査局の女性刑事レナの捜査の手が彼らに忍び寄るが・・・。
これはいわゆる「胸糞映画」になるようで、Yahoo映画の評価は2.6・・・。確かに出てくる兄弟はクズ男。でも、上手くできた脚本だと思います。見るときは、想像力を片手に、ポジティ部に入部してからどうぞ。
7.トランス・ワールド
2011年製作/90分/アメリカ
原題:Enter Nowhere
【あらすじ】映画.comより引用
とある森の奥深く。夫とドライブ中にガス欠に陥り、ガソリンを買いに行ったまま戻ってこない夫を探していたサマンサは、1軒のキャビンにたどり着く。するとそこに、同じように車のトラブルに見舞われた青年トムが出現。さらに、今度はジョディという女がやって来る。ジョディは恋人と強盗をしてきたばかりで、なぜキャビンにたどり着いたのかわからないという。3人は助けを求めに森を出ようとするが、いつの間にか同じキャビンに戻ってきてしまい・・・。
SFミステリーです。この作品についてはブログを書いていないのですが、面白かったので紹介します。設定が上手くできているので、上のあらすじは一部カットしました。良い設定って、見ているうちにわかったほうが面白いよね?90分でサクッと見られるのもよい。
TSUTAYAでもまだレンタルできますが、取り扱いがある店舗はかなり少なめ。ジャケットの文字でネタバレしてるので、借りるときは目をつぶってレジまで持って行ってください。アマゾン・プライムでも見られるようです。
8.切り裂き魔ゴーレム
2016年製作/109分/イギリス
原題:The Limehouse Golem
【あらすじ】
19世紀のロンドン。
脚本家の夫を毒殺したとして裁判にかけられている舞台女優のエリザベス。
拘留中の彼女のもとに年老いた刑事が現れ、彼女の夫が今世の中を騒がせている切り裂き魔ゴーレムで、それに気づいた妻が毒殺したのではないかと言う。
エリザベスは否認をしつつ、ゴーレムを捕えようとする刑事に少しずつ協力する
ようになっていく。
老刑事は、なんとか彼女を助けようと証拠集めにロンドンを駆け巡るが・・・。
刑事が主人公ではなく、エリザベスの人生が描かれている場面がほとんど。ミステリーを見慣れてる人は途中で分かってしまうかも。それでも、当時の衣装や舞台の雰囲気がいい感じだし、エリザベス役の女優さんが綺麗で素敵。
9.インビジブル・ゲスト 悪魔の証明
2016年製作/106分/スペイン
原題:Contratiempo
【あらすじ】
殺人容疑で起訴された実業家ドリアのもとに、敏腕弁護人グッドマンが訪ねてくる。
グッドマンはその名に似合わず、やり手の女性弁護士。
グッドマンなのに女性。
二人は3時間後に開始される裁判に勝つため、反証の準備を始める。
事件の再検証を進めていく二人。
ドリアは不倫相手のローラとの密会中に、車の事故でダニエルという青年を死なせてしまっていた。
山の中だったため、死体を湖に沈めて隠蔽を図ったものの、ダニエルの父親はドリアを疑って彼の周辺をかぎまわる。
その後、ドリアとローラは山奥のホテルに誘い出され、二人きりの密室でローラが殺害される。
ドリアが圧倒的に不利な状況にも関わらず、グッドマンはドリアを無罪にできると言うが……。
この作品はリメイクもされてるし、わりと有名かな・・・と思ったけど、脚本が秀逸なので。
10. ロスト・ボディ
2012年製作/111分/G/スペイン
原題:El cuerpo
【あらすじ】
死体安置所の警備員が何かにおびえて森の中を走っていく。道路に飛び出し、車にひかれ、意識不明の重体に。
その後、安置所からマイカという女性の遺体が消えていることがわかり、休暇を終えたばかりのハイメ警部が呼び出される。
夫のアレックスから話を聞きつつ、捜査を開始すると彼の態度が怪しい。
どうやら彼には愛人がいて、妻のマイカを疎ましく思っていたらしい。
妻マイカの殺害計画を実行したアレックスだが、遺体を安置所から盗み出したのは彼ではない。
では、いったい誰が?何のために?
これも有名かと思いましたが、オリオル・パウロ監督つながりということで。ジャケットのどこにも書いていませんが、「死体の消えた夜」という韓国映画はこの映画のリメイクです。リメイクだって明記しないのちょっとズルくない?