シネマの前で待ち合わせ

元TSUTAYAスタッフが映画のあらすじや感想を備忘録をかねてつづっています

君の瞳に乾杯☆【映画感想 カサブランカ】

DVDにて。

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原題:Casablanca

 

【あらすじ】

第二次世界大戦に振り回される男女のラブストーリー。舞台はフランス領カサブランカ。しかし、親ドイツヴィシー政権下にある。主人公は「カフェ・アメリカン」を営むリック。そこにパリが陥落する前に理由を告げずに去った元恋人、イルザが現れる・・・。

 

【感想】★★★★★★

最近知り合った方が好きな映画だと言うので、鑑賞。名前は知っていたが、やっぱり名作。「君の瞳に乾杯」は、この映画だったか!「罪の声」にカサブランカのポスター(チラシだったかも?)が一瞬出てきたので、つながりを感じました。

 

イングリッド・バーグマンがとても綺麗。何?このまったく会いに行けない感じ。住む世界が明らかに違う。もう同じ空気を吸うことですら罪のような美しさ。もうやめてってくらい綺麗。白黒って言うのもいいですよね。今みたいに肌の荒れとかよくわからないし、「昔はよかった」的な映画です。

 

戦争に翻弄される三人。最後の結末は読めないし、どうするんだろうっていろいろ考えながら鑑賞。いい結末でした。ライフ・イズ・ビューティフルもそうだけど、戦争がからんだラブ・ストーリーは名作が多いな。あれは、どちらかと言うと戦争批判映画かな?

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

「カフェ・アメリカン」でフランス国家を演奏するシーンでは鳥肌が立ちました。第二次世界大戦の背景を頭に入れておかないといけないので、歴史が苦手な私にはなかなか難しかったですが、本当に見てよかった。切なすぎる。そして、リックは本当に人情家で・・・。

そして、ラスト。なんなのその男前すぎる決断?私なら無理。絶対にイルザをさらってしまう。「リック、あなたは大丈夫?」とハラハラしましたが、ルノーのはからいでセーフ。ホッとしました。リックにはこの後、抱えきれないほどの幸せが訪れますように。

重いけどよかった【映画感想 罪の声】

映画館にて。

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映画『罪の声』予告【10月30日(金)公開】 - YouTube

 

【あらすじ】

父から受け継いだ昔ながらのテーラーを営む曽根は、ひょんなことから父が残したカセットテープを見つける。1984と書かれたそのテープを聞いてみると、自分の歌声が流れてきたため、懐かしく聞いていると急にそれが途切れて、変な指示を読み上げる自分の声が流れてくる。一緒に見つけた黒い手帳には、なぜか英語でのメモがぎっしりとある。「GINGA」「MANDO」と大きく書かれた文字をネット検索してみると、そこには過去の大きな事件が・・・。

同じころ大日新聞の文化部記者である阿久津は、ギン萬事件の記事に駆り出され、取材を始める。

 

【感想】★★★★☆

本当はTENETが見たかったんだけど、お誘いしたお連れ様がもう見てしまったとのことだったので、急遽こちらを見ることに。「64ーロクヨンー」も面白かったし、たまには邦画を映画館で見るのもいいかと。

 

内容を詳しく知らなかったので、見始めてから「グリコ・森永事件」がベースなんだと気づきました。内容はなかなか重かったけど面白かった。子供は生まれてくる親を選べない理不尽さを感じましたね。事件の全貌が見えてくる感じなんですが、矛盾がほとんどなくてよかったです。

 

小栗旬星野源のW主演のような感じで、普段重なることのないだろう職業の二人のバディものと言ってもいいような感じでした。イギリス、ヨークの街並みも綺麗でよかったです。ドローンを使って撮影していたようで、とても綺麗な風景が楽しめます。「コロナ前にロケに行ったのかな?」なんてことが気になってしまいましたが。

 

星野さんのテーラー役はぴったりだと思いました。彼は器用そうな外見してると思います。実際マルチな活動をされてるので器用なんだと思いますし。刑事が主役ではなくて、新聞記者ってところがよかったです。悲惨な事件を記事にすることへの苦悩とかも描かれていたので。刑事は正義感だけで動けますし、100%正しいことをしているという信念が持てますけれど、記事を書く記者はそういうわけにもいかないですよね。マスコミとして叩かれることも多々あるだろうし。

 

ラスト近くはウルウルきました。家で一人で見てたらけっこう泣いてたと思います。

あんなんずるいわー。

 

登場人物が多く、集中力が途切れるって感想があるようなので、登場人物の予習をしていくのがいいかもしれません。私は、終わった後、「二時間以上あったんだ・・・」と思うくらい引き込まれたので、映画を見慣れてる人は大丈夫かと。

 

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

よくわからなかったのは、生島千代子が、息子が放火したときになぜ一緒に逃げなかったか。「なんで逃げへんの?逃げたらええやん?」となぜか関西弁になりつつ心の中でつぶやきました。あの状況で逃げない理由としたら、「自分まで一緒に逃げたら息子まで捕まる」くらいしか思いつかないんですが、当の息子は放火の犯人と逃げてるわけで。でも、あの状況のあの時点ではわからないか・・・。

 

「側で悩まれたら迷惑だから、好きにして」って言う曽根の奥様は、曽根の言う通り優しいなと思いましたし、私も同じ立場なら同じように言いそうだなと思ったのでとても親近感がわきました。ただ、悩んでいる夫を目の当たりにしたら、自分から問いただしてしまいます。テープの内容を聞いているなら、なおさらです。夫から話してくれるのを待ってはいられないだろうなぁと思いました。

 

曽根の阿久津に対する最初の怒りも最もで、それに苦悩する阿久津も人間らしくてよかったです。私も、曽根の娘に対して「驚かせてごめんね」と謝る阿久津に好印象を持ちました。会社の上司たちもいい感じに熱血で面白いし。その熱量と阿久津の冷めた感じとジェネレーションギャップもいいスパイスだったように思います。聡一郎の話を聞いた後で落ち込む曽根にかける言葉も正論だし、阿久津は本当にいい奴。幸せに育ってきたことに罪悪感を抱く曽根の気持ちもとてもわかりますが、それはやっぱり違うだろうと思いました。

 

曽根が取材中に、一般人にはわからない専門用語をちゃんと聞き返して視聴者を置いてけぼりにしないところに脚本の優しさみたいのを感じましたね。小料理屋「し乃」の板長が口を滑らせてしまうところが唯一の笑いどころで、かなりいい間で面白かった。さすが劇団☆新感線の役者さん。

 

生島の子供たちは本当にかわいそう。特に望は留学の話で舞い上がっていたところを突き落とされる。本当にひどい話です。殺されちゃうし。生島が殺されなかったとしても、中学生だったらニュースも目にしたり耳にしたりするだろうし、何か感づいてもおかしくない年頃。自分の子供を犯罪に巻き込むなんて本当にひどい親です。総一郎が自殺しようとしてたことは、踏み台に乗った時点でわかったのであの縄は写さない方がよかった。執拗に写すから必要以上に滅入りましたね。ギリギリセーフな感じを演出したかったんだと思いますが。そして、若いころイケメンだった聡一郎が大人になってあんな感じにはならないだろうと。

 

6歳という曽根の年齢も微妙。記憶に残るか残らないのか、かなり微妙な年齢だと思います。何かのきっかけで思い出すかもしれない。事件がなかなか解決しなければ、手掛かりとしてテープの声が公開されるかもしれない。そうなったら記憶がよみがえるかもしれない。そう考えると母親が録音したという事実は酷です。実際は気づかずに幸せな家庭を築けてよかった。結局気づいてしまうけれど、幸せを手に入れた後でよかった。慰めてくれるかわいい娘もいるし。

 

聡一郎が母を訪ねるシーンで、阿久津も涙ぐんでるのがずるい。こっちも我慢できなくなります。最後はベタだけどいい感じにまとめてて、少し救われました。

 

当時声紋分析がもっと発達してたらそこから巻き込まれた子供たちがちゃんと見つかったんだろうなって思いました。実際の子供たちは自分のしたことに気付いたのでしょうか。幸せな人生を送れているのでしょうか。かなり気になってしまいました。

ソウ・レガシー×脱出ゲーム 【映画感想 エスケープ・ルーム】

DVDにて。

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【あらすじ】

6人の男女のもとに知人からの贈り物として、小さな箱が届く。その箱はパズルとなっていて、それを解くと謎の企業から脱出ゲームへの招待状があらわれる。1位の者には賞金1万ドル。それにつられてやってきた6人は、数々のトラップがある部屋から無事生き残れるか?

 

【感想】★★★☆☆

予告編の動画を載せようかと思いましたが、ネタバレが含まれるので見ない方がいいです。

 

ジャケットの中央に立つ黒人の女の子ゾーイ以外はお金目当てですかね。ベンや他の人たちも現状を変えたいと言う動機があったのかもしれませんが。とにかく、お金に目がくらんだらいいことはないよってことかな。

 

後味は悪いし、途中の展開もなかなかイライラするし登場人物の自己中な行動も目につくけれど、意外な展開も楽しめたので星3つにしました。登場人物たちの過去もよく詰め込んだなと思います。カメラワークもなかなか楽しかったですね。

外見が似た人たちがいないので、展開が早くても誰が誰だかわからなくなったりせず、よく考えられたキャスティングだと思います。

 

とにかくハイテクさが際立っていて、よくも悪くも現代のエンターテインメント映画かなと。そのあたりとゲームマスターの存在が「ジグソウソウ・レガシー」を思い出させました。それから、「CUBE」も。極限状態に置かれた見ず知らずの人間たちはどのように動くかってところが似ているなと。

 

何を書いてもネタバレになりそうなので、この辺で。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

ベンが最後の方まで生き残るってわかってしまうので、最初のシーンはなかった方がよかったな。

序盤でアマンダが読んでいた「5人が焼死」の新聞記事も伏線でしょうね。

最初の部屋の仕掛けで、グラスに水を入れるのはいいけど、別に水ではなくて壺とか重いものをグラスの上に乗せればいいわけで。テーブルの上でツイスターしてるその向こうで、あざ笑うかのように壺のようなものが写っていたような。冷静な立場だから思いつくんでしょうけど。

 

山小屋の後の二つ目の極寒の部屋でも、鍵を体温で溶かしていましたが、水があるんだからそこにつけたほうが早いのでは・・・?と思いましたね。ある程度小さくなってから、体温で溶かしたらいいのに。誰も思いつかないのは寒さのせいにしても、ちょっと無理があるかと。ベンの足が水につかったときも、もっと心配してあげようよ。周りの白いものが本物の雪ならそれで水分を吸収できるのに。あれはデジタルで実際には触れないのかな?水分をとってあげるだけでだいぶ違う気がするんだけどな。体温で氷を溶かす間にいろいろ攻略法を話し合ったりしなかったのでしょうか。ベンは山小屋でのことがあったから、もう何かに気付いてもいいはず。ジェイソンも赤いコートでピンときてるはずだし。でも、自分のトラウマを自ら話すのは無理ですね。

 

外から持ってきたライターを使うのはルール違反ってことでしょうか。そのためにダニーが水の中に落ちて犠牲になったんだよね、きっと。その後、アマンダが水に飛び込んで助けようとするけれど、ジェイソンが引き留めたので、彼はなかなか冷静だなと思いました。アマンダが死んだ後、ジェイソンの「生き残って犠牲に報いろ」って言い放つところも正論でよかったのに、その後とても嫌な奴になりましたね。それとは対照的に、アマンダの犠牲は素晴らしかったです。死の瀬戸際で、会ったばかりの他人を助けようとするってなかなかできないように思えます。

 

4つ目の部屋でのゾーイの復活は意外性があってよかった。銃を持って階段を駆け上がるシーンは「GO!GO!GO!」って感じでちょっとテンションが上がりましたね。病室内の見えているところだけの監視カメラを壊しても、まだまだあるだろうなって思いましたが。

 

5つ目の部屋で薬物を盛るのはうまいなと。万が一逃がしてしまった後でも、薬物の幻覚にできますからね。でも、現場検証の様子やアマンダやマイケルたちの新聞記事を見ると警察の上の方にも黒幕側がいるように思えます。

 

逃げ出した後、「唯一の生存者はもうイヤ」と言うゾーイの言葉が刺さります。最終的に、ゾーイとベンは戦い始める決心をしたようですが、どうも負け戦のようで心配です。ベンの言うようにすべてを忘れて平凡な暮らしを送ってほしいと思ってしまいます。ゲームマスター側が「ゾーイの飛行機恐怖症が治ってよかった」と発言しますが、そこもなんだかソウっぽいと感じました。とにかく、二人が優雅にランチを楽しむシーンで終わってほしかったです。

 

理不尽なことに対してはとことん戦え!といった製作者側のメッセージでしょうか。

きらびやかなステージにおける緊迫感【映画感想】マスカレードホテル

DVDにて。

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【あらすじ】

舞台は一流ホテルコルシア東京。このホテルに殺人予告があり、新田刑事はフロントスタッフとして犯人逮捕に挑む。教育係として抜擢された山岸は、ホテルマンとして最悪な新田刑事と反発しあいながらも協力して犯人逮捕に挑む。

仮面をはがそうとする新田×お客様の仮面を守ろうとする山岸。それが、捜査を進めるうちに信頼関係が生まれ、新田&山岸×犯人となる。

さぁ、狙われているのは誰だ?!犯人は誰だ?!

真実はいつも一つ!じっちゃんの名にかけて!

 

【感想】★★★★☆

原作が面白かったので、DVDも見てみました。最初に映画に惹かれ、原作を読んだので、読んでいる時点で新田刑事=木村拓哉さんでしたね。原作の山岸はだいぶ長澤まさみさんとイメージが違います。ストーリーはほとんど同じで原作をなぞっている感じでした。もちろん省略されている部分もあり、そこがいいところなのになって思いました。

山岸がホテルスタッフになろうと思ったきっかけの話がいいですね。心温まります。山岸はどこかのお嬢様なんでしょうね。受験生がこんな一流ホテルに泊まれるなんて。ご両親もせっかくだから一流ホテルに・・・と奮発したのでしょう。

 

ホテルと言う舞台はきらびやかでいいですが、働くスタッフたちの大変さも目の当たりにできます。一流ホテルでもいろんなお客様が来るんだなぁと思いました。当たり前ではありますが。

最後の方のマスカレードパーティのような演出が素敵でしたね。ずっと同じ制服の長澤さんしか見ていないので、目の保養でした。まさにエンターテインメント。ミステリーなので、予備知識がゼロのほうが楽しめると思います。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

 

英語教師の一件で、原作では新田さんが英語教師を励ましていたんですが、その部分が描かれていなくて残念でした。あそこがよかったのになぁ・・・と。やっぱり原作>映画ですね。時間制限がある分、描き切れない部分がどうしてもあるように思います。

 

そして、菜々緒さんが扮するお客様の頭の良さがすごい。一流ホテルスタッフの山岸を出し抜くって相当です。

 

ストーリーが頭に入っていたので、それをなぞるだけの展開に少し飽きてしまいましたが、最後まで見られたのは役者の方々の演技力のおかげでしょう。特にキャストのチェックなどしていなかったので、犯人が松たか子さんだったことにとても驚きました。全然わからなかった・・・。犯人の動機は逆恨みでしかないのですが、そのことで山岸をしばらく悩ませるんじゃないかと思います。あまり気に病まず、ホテルマンとして成長してほしいですね。あんな目にあったら、しばらく職場に行くのも怖いだろうけど、仕事に誇りを持っている彼女なら立ち直れるように思えます。

ワニ詰め合わせ【映画感想】クロール ー凶暴領域ー

DVDにて。

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原題:Crawl

【あらすじ】

ヘイリーは大学生で競泳選手。泳ぎ終わって、スマホを見ると姉から「父さんと連絡が取れない」と連絡があり、心配になったヘイリーは嵐の中、実家に駆け付ける。

警察の警備をなんとか振り切って家につき、地下室に入っていくとそこには倒れた父親が・・・。ヘイリーは父とともに無事に脱出できるか?!

 

めちゃめちゃ短い予告。でも、このくらいがちょうどいいです。

https://www.youtube.com/watch?v=ozJX-LZ5HBM

 

【感想】★★★★★★

原題のCrawlは、「這いつくばる」と言う意味もあるようで、どうやらワニのことを言っているようです。ヘイリーが競泳選手なので、水泳方法の一つであるクロールかと思いました。でも、そっちも同じスペルだから、両方にかけているのかもしれません。

 

これは、パニック映画として最高です。字幕にも「ワニ園」なんて出てきて面白かったですね。わかりやすい。頭を空っぽにして、ポップコーン持って、ワーワー言って楽しむのが一番です。

 

頭から尻尾まで、本当にワニがぎっしりつまっていて、ハラハラドキドキしっぱなしでした。ハリケーンの洪水もワニもどんどん迫ってくるし、それに負けないヘイリーの機転と運動神経が素晴らしいです。さすが競泳選手。とくにバスルームでのアクションはかっこよかったですね。陸では這いつくばって移動するしかないワニも、水中ならスイスイ泳ぐので、どんどん水が溜まっていく地下室では、どんどん不利になっていく。そのタイムリミットもハラハラさせますし、地下室から出た後まですごく楽しい。さらに、ペットの犬、シュガーがいい動きをするので、ナイストッピングといった感じ。

 

ワニワニパニックに加えて、ヘイリー達家族の問題も挟み込まれていて、さすが、サム・ライミ制作といったところです。ジョーズやピラニアの映画はありますが、ワニパニックは、新しい気がします。そして、津波&サメパニックの「パニック・マーケット」を思い出しました。こちらも面白いですよ。

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

上にも書きましたが、「ワニ園」の字幕には笑っちゃいました。わかりやすくて。それにしても、ヘイリー以外の人たち、簡単にやられすぎでしょう。ウェインなんて地下室をのぞき込んでただけで、バクっとされちゃいましたからね。火事場泥棒的な三人組もあっという間。とりあえず水からでればもう少し逃げられたかも。

 

外に出た後の台風の目のシーンが印象的。空が綺麗でした。

その後の、「動かなければ大丈夫だ!」と言うパパの判断は正しいのでしょうか?ワニも水中では、視覚はぼんやりとしてると思うけど、嗅覚とかないのかな。泥水の中でヘイリーも泥だらけだから大丈夫なのかな。ちょっと疑問に思いました。そして、「泳げ!ワニより速く!捕食者になれ!」といったセリフには笑いましたね。無茶ぶり過ぎます。負傷した状態でワニより速くってすごいな。(セリフはうろ覚えです)

 

そして、犬のシュガーが助かってよかった。パパが階段でシュガーを呼ぶときはほんとにドキドキしました。固唾を飲んでシュガーを見守っていたら、なんとパパのほうがガブっとやられて、「そっちかい!!」ってツッコミましたね。本当に心臓に悪い。でも、そこで一気にバクっとしないのがサム・ライミ産のワニだけあります。

 

結局、「ワニがハリケーンが来たのをいいことに、ワニ園から逃げ出して、タイミング悪くヘイリーの家の排水溝に産卵しちゃって、それを守ってるワニたちだからとても狂暴」という理解をしました。ハリケーンのタイミングが最悪ってことですね。