シネマの前で待ち合わせ

元TSUTAYAスタッフが映画のあらすじや感想を備忘録をかねてつづっています

えぇー?終わるの?大賞

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友達からあらすじを聞いて、気になって観た作品。

聞いていたあらすじと違って、そこも「えええええ」ってなりました。

 

【あらすじ】★★★☆☆

ボスニア紛争中の戦地。

見張りの交代のために濃霧の中を進む兵士たち。

いつの間にか敵地に足を踏み入れてしまい、霧が晴れると同時に攻撃されてしまう。

目を覚ましたチキは、塹壕に身を隠す。

偵察にやってきた、敵兵で新兵のニノと老兵。

チキの仲間のツェラの死体を持ってきて、その身体の下に地雷を仕掛ける。

身体を動かすと爆発するタイプ。

見つかりそうになったチキは老兵を撃ち殺し、ニノにも怪我を負わせる。

チキとニノが一触即発の中、死んだと思われていたツェラが目を覚ますが・・・

 

【感想】

* 映画【リミット】のネタバレを含みます。

 

ところどころコメディみたい。

そこは面白かったんだけど、全体的には、すっごい皮肉な戦争映画。

国連、なんの役にもたってないやん。

ただ一生懸命な国連の人がいて、「殺戮に中立はない、傍観は加勢と同じだ」って

言うのが印象に残りました。

そして、その人の気持ちを考えるとやるせなくなります。

ラストも考えれば考えるほど落ちていくっていう・・・。

戦争批判するには最高のラストなんだろうけど、救われなさすぎる。

画面が暗くなっていくと同時に、タイトルのように思いました。

同じ言葉を話す人同士が敵同士って言うのもなんだか悲しい。

どうして話し合いで解決できないのだろう。

 

それから、【リミット】という映画を思い出しました。

救われないところが似てる。

 

新兵のニノもチキもいいやつなんですよ。

ニノなんて自己紹介して敵と握手しようとしてるし、チキはツェラを助けようと

一生懸命だし。

それをおかしくしちゃってるのが戦争で。

もう止めようよって思うばかり。

塹壕の周りの緑がやけに綺麗に思えました。

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聞いていた話と違ったのもあって、星は3つですが、Yahoo映画の評価は4.17。

客観的に見れば、よくできている映画だと思います。

 

結論 やっぱり戦争映画はちょっと苦手。