Here We Are Again!【映画感想】切り裂き魔ゴーレム
未体験ゾーンの映画たち2018、初体験。
【あらすじ】
19世紀のロンドン。
脚本家の夫を毒殺したとして裁判にかけられている舞台女優のエリザベス。
拘留中の彼女のもとに年老いた刑事が現れ、彼女の夫が今世の中を騒がせている
切り裂き魔ゴーレムで、それに気づいた妻が毒殺したのではないかと言う。
エリザベスは否認をしつつ、ゴーレムを捕えようとする刑事に少しずつ協力する
ようになっていく。
老刑事は、なんとか彼女を助けようと証拠集めにロンドンを駆け巡るが・・・。
【感想】★★★★☆
未体験ゾーンの映画たちをどれでもいいから観たくて、スケジュールが合ったこの
作品を鑑賞。
どれもB級感たっぷりで面白そうだったのですが。
ストーリーとか犯人推理よりも当時の衣装とか雰囲気が楽しめる作品でした。
主人公のエリザベスが舞台女優なので衣装もあれこれあって、よかったです。
ストーリーも、彼女の幼少期、刑事の捜査、ゴーレムの犯行の様子など
織り交ぜて進むので飽きることなく見られました。
ヒューマントラストシネマで観たのですが、ここは音響が独特で、
後ろから音が聞こえてきたりするので臨場感があり、この映画の世界観に
ハマりやすくなってる。
9時台の回だったけど、結構お客さんがいました。
エリザベス役のオリヴィア・クックはこの時代の衣装が似合いますね。
何度か、“Here We Are Again!”と言うセリフが、劇団団長のダン・レノと
エリザベスによって叫ばれるのですが、エリザベスが最後にこれを言うときの表情が
彼女のすべての感情を物語っていて、上手い女優さんだなと感心しました。
オリヴィア・クック
“Here We Are Again!”は、「再び、おでまし!」と言ったところでしょうか。
なんとなく、「よばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」って訳したく
なる感じでした。
ミステリーとしてはそんなにひねりもなかったのですが、彼女やダン・レノの
雰囲気と世界観に★1つで、トータル4つです。