シネマの前で待ち合わせ

元TSUTAYAスタッフが映画のあらすじや感想を備忘録をかねてつづっています

私は楽しめた派【映画感想】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

しばらく忙しくしていましたが、その間を縫って久しぶりに映画館で鑑賞。

原題: Jurassic World: Dominion

映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』最新予告<7月29日(金)全国公開> - YouTube

 

【あらすじ】

前作のラストで恐竜が地球上に解き放たれ、オーウェンとクレア、ジュラシックパークのレジェンドであるアラン・グラントとエリー・サトラー、そしてその周りの人たちがバイオシン社のたくらみに気づきヤンヤンする話。

 

【感想】★★★★★

ジュラシック・パークは大好きなシリーズなので、必ず映画館に見に行くことにしています。まだ見ていない方たちには、光の速さで見てほしいと思います。今回の作品は賛否両論のようですが、私はしっかり楽しめて、2時間27分、退屈になることもありませんでした。何より恐竜がバカでかくてかっこいい。そして、レジェンドのアラン・グラントとオーウェン、つまり新旧ジュラシックシリーズの主人公二人が同じスクリーンに!これほど胸アツなことあるでしょうか。胸熱で胸暑ですよ。夏だっただけに。(館内はホットコーヒーがほしいくらい冷えてた)

 

原題のDominionは「支配権」「主権」といった意味のようなので、恐竜たちのことを指してるのか、ギガノトサウルスのことを指してるのかなって思います。

 

メイジーが危険な理由がいまいちわかりませんでしたが、とにかく彼女がさらわれるところから物語が始まります。地球上では恐竜が普通に暮らしていますが、共生なんて実際には不可能でしょ・・・と思いながらオープニングを見ていました。マルタ島でのバイク VS 恐竜チェイスとかクレアの逃げっぷりとか、トム様(トム・クルーズ)のアクションっぽかったですが、それはそれで良きかな。それにしても、あの人たちって丈夫にできてますよね。普通、そんな勢いでぶつかったらすぐには動けないと思うんですが、次の瞬間に動いてますもんね。生死がかかってたら、実際そうなるのかな。それにしても、クレアのあばらの1,2本は折れてると思うんですが。

 

オーウェンがブルーよりも何倍も大きい肉食獣に対しても手の平で制止しようとするのが面白かった。それは無理だよ、オーウェン。お連れ様と「オーウェンポーズ」と名付けて何回か真似しました。恐竜の保護施設「バイオシン・サンクチュアリ」というゾーンが出てくるんですが、ここの環境が謎。植物の様子は熱帯雨林なのに、氷が張った湖もあり、気温どうなってるの?と。ここでもオーウェンのタフっぷりがすさまじいです。

 

バイオシンの悪事の証拠を掴め!と言う感じで、ストーリー的にはスパイアクションなんかに近い感じなんですが、恐竜たちもドッカドカと登場するので、とてもよかったです。

 

そして、全然関係ないんだけど予告のトム様が面白かった。トップガンの宣伝かとおもいきや、「次に日本のみなさんに会えるのはミッションインポッシブルの新作だと思います」なんて言ってて、「それ、言っちゃっていいの?」と思いました。お連れ様も同じことを思ったようで、結論として、あれはトップガンでもミッションインポッシブルのCMではなく、トム様のCMだからいいのだ、となりました。それにしても、トム様いい年の取り方してますね。若い頃もかっこいいけど、今のイケオジレベルが半端ない。ファンのエネルギーをふんだんに浴びて生きてるとあんな風になるんですかね。

 

 

この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。

文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。

 

メイジーが危険なのはやっぱりクローンだからかな。でも、DNAだけ渡せばすむ話なんじゃないかと。さすがに体を切り刻んだりするような非人道的なことはされないと思うんだよね。実験対象にされるのはいやってことかな。

皆さん書いていますが、アランのインディ・ジョーンズ化が面白い。絶対狙ってるよね?だってアラングループのシーンになると、松明持って、帽子かぶってるアランが暗闇で浮かび上がるんだもん。そんな切り替えが2回はあったかな。そして、バイオシンのイナゴ部屋に入るときの二人の格好がどうしてもモジモジ君を連想させて、ハラドキなシーンなのに笑いそうになった。そして、アラン、恐竜は大丈夫なのにイナゴはダメなんかい!まあ、あの大きさのイナゴは気持ち悪いのはわかるけど。似たようなシーンが✕ファイルの映画にもあったような。あれは蜂だったかな。

 

オーウェンが湖の上で鳥っぽい恐竜と戦うシーンでは、湖に落ちた時点で心臓麻痺起こすだろうと思うんですが、さすがオーウェン。水温がマイナスでもへっちゃらでしたね。クレアがパラシュートで落下した後、やっぱり鳥っぽい恐竜に後ろから追われるシーンは下手なホラーよりもホラーでした。撮り方がうまいなぁと感心。

このシーンのちょっと前が秀逸。

 

そして、女性パイロットのケイラ、いい人過ぎるでしょ。イアンはもう少し活躍してほしかったな。あの人、なんか好きなんですよね。インテリに弱いんです。

一番の胸アツシーンは、オーウェンとアランが出会うところでした。そして、「Nobody move!」ってハモるところ。「どいつもこいつもどうして巨大化するんだ」みたいなセリフも面白かった。その後のヤンヤンな感じとイアンが松明をギガノトサウルスののどにつっこむところがクールすぎる。

 

そして、黒幕は常にエリマキトカゲ風の恐竜にやられるんだなと。小さいけど凶暴そうな顔してますよね。ロスト・ワールドの黒幕が同じような恐竜にやられてたと思うんだけど、違ったかな?

ギガノトサウルスが終盤でロゴと同じように登場したのも楽しかった。そして、他の恐竜たちも現れて、天下一武道会開催。「オラ、わくわくすっぞ!」の声が聞こえてくるようでした。舞台も丸かったしね。

 

ただ一つ残念なのはメインテーマがあまり上手く使われてなかったこと。ジュラシック・ワールドの一作目では、鳥肌たつほどドンピシャなシーンでよかったんだけどね。もうちょっと聞きたかった。

 

もうジュラシック・シリーズは終わりなのかな。次回作、とっっっても見たいよ。