♪えくぼの秘密あげたいわ~ もぎたての青い風~【映画感想】裸足の季節
試写会にて。他のブログから転載。
原題:Mustang
mustangは、「メキシコ、テキサス産の小型の半野生馬」と言う意味なのですが、
トルコの田舎町が映画の舞台です。
内容を考えると、「じゃじゃ馬」ってところかな。
(昔、じゃじゃ馬ならしってドラマがあったな。観月ありさが可愛かったことしか
覚えてないけれど。)
【あらすじ】
私は、5人の孫たちのおばあちゃん。
10年前に事故で息子夫婦をなくし、代わりに5人姉妹を育てているの。
でも、この子たちが、じゃじゃ馬で大変。
息子(姉妹たちにとっては、叔父)が、父親代わりをしてくれるけれど、
早くいい旦那さんを見つけてあげなくては・・・。
【感想】★★★☆☆
5人姉妹と、トルコの自然と光が綺麗な映画。
美人姉妹だからこそ、家に閉じ込めてしまうおばあちゃんの気持ちもわかる。
文化の違いと言うか、日本は自由な国だなぁって痛感した。
オシャレしたい盛りの女の子たちに、クソ色の服を着させてしまうのはかわいそう。
主人公の末っ子のラーレが、「クソ色」って言ってて、その単語が、新しくていい。
そんなクソ色の服も、美人姉妹が着るとオシャレに見えるから不思議。
彼女たちのカラフルな水着や、洋服も素敵でしたね。
イスタンブールは、都会なんですね。
橋のシーンがとても印象的でした。
時々、コメディ要素が入って、面白かった。
でも、基本的にシリアスヒューマンドラマ。
徐々に事態が深刻になって来て、マジか(;゚Д゚)! ってなことになる。
試写の後にトークショーがあり、LiLiCoさんが登場。
彼女は、プロレスラーだったんですね。
全然知りませんでした。
お連れ様もおっしゃっていましたが、確かに、大きくて強そうでした。
テレビで見る感じそのまんまで、明るい方でしたよ。
この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。
ヤシンと言う兄ちゃんが出てくるんだけど、その人の存在にすごく救われる。
ハラハラするシーンや救いようのないシーンもあって、いろんな感情が出てきました。
監督の意図はわかるけど、そこまで描かなくても・・・と思ってしまったり。
衝撃エンド【映画感想】トラフィッカー運び屋の女
DVDにて。
原題:VARGUR
英題:Vultures
予告動画
【あらすじ】
アイスランド発のクライムスリラー。シングルマザーのソフィは、多額の借金を抱える弁護士エリックと刑務所から出所したばかりの弟アトリがたくらむコカイン密輸に加担することに。ソフィはコカインを飲み込んでアイスランドへ入国するが、タブレットを吐き出せないまま時だけが過ぎていく。麻薬捜査局の女性刑事レナの捜査の手が彼らに忍び寄るが・・・。
【感想】★★★★☆
英題は、ハゲワシ、コンドル、弱いものを食い物にする強欲な人間。そのままでもいいけど、邦題でもいいですね。アイスランド語も同じようなつづりなので、同じような意味でしょう?と思ったら、まさかの狼。
映画が終わった瞬間に「えーっ」と声に出していました。「え?」と思うくらいはよくあるけど、声に出したのはこれが初めて。ラストが斬新すぎるでしょ。冒頭の時間軸がいったりきたりはいらないんじゃないかな。そして、ちょいエロシーンはなんのため?男性へのサービス?これもいらなくない?そんなことしなくても面白いのに。この映画。
BGMを最小限に抑えてあって、いきなりスリリングになる。ちょいアクションで、ミステリかな。滅入る内容でこの時期に見るのはなかなかしんどかったけど、最後まで見てよかった。
この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。
他の方のレビュー読むと、ソフィが貧困シングルマザーで雇われて、お金のために運び屋をしたように書かれたものがあるけど、違うよね?確かに前半はそんな感じにミスリードしてるけど、最後まで見るとやっぱり違う気がする。私は、子供を人質にとられて脅迫されてるんだと解釈しました。貧困な描写、どこかにあったっけ?見逃してるかな?
しかし、クズ男ばっかりですね。もう世界中の男が嫌いになりそう。アトリはまだましだけど、エリック最悪。銃を手にした時点で自殺しろと思いましたね。母親のあんな状態を見て、鎮静剤打って終わり?まさにサイコパス。刑事のレナも「やめて」なんて言ってないで「罪が増えるだけだわ」とか、そんな風に説得しろよ!と。でも、どう説得してもエリックは耳を貸さないな。だめだ、詰んだ。
そして、伏線はエレベーターの閉まり方!あの伏線はよくできていました。
それにしても、ソフィ役の女の子は演技うまいな。うますぎて辛い。見終わった後は、麻薬捜査官のオジサマに頼るしかない。ソフィと息子を助けてあげて。早く!エンドロールの後に一瞬でも息子が写らないかと期待したが、だめだった。なんだこの新しい終わり方は!
でも、こちらに結末をゆだねてくれたのでよかった。きっとソフィも息子も助かる。麻薬捜査官のオジサマに助けられる。バッドエンドなんて想像しない。
エリックは早く死刑に!と思って調べたらアイスランド、死刑廃止してやがる。それならそれでいいが、もう死ぬまで出すな。
まとめ:滅入るけど、新しいミステリの終わり方。
今流行りの【映画感想】コンテイジョン
映画館にて。
原題: Contagion(伝染・感染)
【あらすじ】今の状況
『コンテイジョン』キャスト陣からの新型コロナウイルス感染拡大防止メッセージ
【感想】★★★★★
夜、映画館でほぼ貸し切りの状態で見たのでうすら寒い気持ちになりました。
映像がとてもリアルだったことを覚えています。
感染源がわかり、スッキリした。
ラストがめちゃくちゃかっこよかった。
この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。
たしか、女性の主人公が空港で立ち上がるシーンで終わっていたと思う。感染していることで、浮気がばれたりとか、とにかくリアルで散々なことがあちこちで起こる。YouTubeの画面もでてきたような気がする。たしか、感染原因は食用の豚。違っていたらコメントで教えてください。とにかく、今の状況をいろんな角度から撮り、原因究明をしていくという作品。
遠い記憶なのでこのくらいしか覚えていません。
皆様の健康と、回復、そしてこの事態の一日も早い終息を心から願います。
チェンジリングのホラー版【映画感想】ホール・イン・ザ・グラウンド
DVDにて鑑賞。
原題:The Hole in the Ground
【あらすじ】
夫と別れ、シングルマザーのサラは、幼い息子のクリスとアイルランドの田舎町に越してくる。
生活を始め、クリスが「パパも来ると言ったのに来ない!」と言い争いになり、森へ駆けるクリス。
心配したサラは、クリスを追いかけ森の中へ。するとそこには、巨大な穴が。
その景色に圧倒されていると、クリスが帰ってきました。
ほっとしたサラは、クリスと家に戻り暮らしていきますが、息子の様子がおかしいことに気づき始め・・・。
【感想】★★★★☆
けっこうおもしろかった。まず、サラがウォーキング・デットのイーニッドに似てるなぁと。
美人さんですね。好きな顔です。
穴、巨大すぎて圧倒されます。あんな穴、どうやってあくの?
そして、チェンジリングを思い出しました。
自分の子供ではないって、母親ならわかりますよね。
老婆もいい感じで怖かったです。
老婆の行動は「スナッチャーズ・フィーバー -喰われた町-」を思い出しました。
ラストもよかったですね。ほんのりと怖さが残って。わりとハッピーエンド?ってくらいまでいくし。
この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。
鏡がたくさんのシーンで終わるって、わかりやすいですね。
鏡には本当の姿が写るっていう設定が好きです。
ヴァンパイアと一緒ですね。
あ、あれは映らないのか・・・。
でも、サラ、家に火をつけて逃げるはいいけど、山火事にならなかったかい?
消防署にはちゃんと連絡したかい?
ちょっと自分勝手過ぎやしないかい?
そういうところがきっと離婚の原因だね。
頭だけを埋められるって、とても嫌だなぁ。
サラが助かってよかった。そして、クリスも助かったけど、助かるの?
動いてないとはいえ、だいぶ長い期間飲まず食わずだったよね。
子供だし・・・
現実的ではない気がするけど、ま、いっか。
雰囲気作りが満点【映画感想】2ROOMS トゥールームス
仕事中、偶然見かけて惹かれたDVD。
原題:ACROSS THE HALL
【あらすじ】
クラシックなホテル、リバービューの507号室。
婚約者の浮気を疑ったテリーが銃を片手に向かいの部屋で親友のジュリアンに電話をする。
「ジューンが浮気しているようだ。今から浮気相手を撃ち殺す」
「ちょちょちょ待て!落ち着け!今、そっちに行くから!」
ジュリアンは急いでホテルに駆けつけるが、そこには血の染みと縛られた男がいた・・・。
【感想】★★★★☆
原題のACROSS THE HALLは、「廊下をはさんで」といった感じでしょうか。
これは、2ROOMSにして正解ですね。
もう一部屋出てくるから、3ROOMSなんだけど内容的には2ROOMSかな。
オープニングからクラシックな雰囲気で、カメラワークもおもしろく、とてもよくできたサスペンスでした。
大きなどんでん返しがあるのかと思っていましたが、そうではありませんでした。
ラスト近くで、そうじゃないなとジワジワわかってきたのでよかったです。
でも、オチまでは読めなかったな。
どうどんでん返しするんだろうって考えちゃった。
劇場公開してもいいくらいのできなのに、なんでしなかったんだろう。
そんな名作がまだまだ埋もれてるんでしょうね。
もったいないことです。
それはともかく、脚本がよくできている作品でした。
細かいツッコミ所はあるんですが、それらをふっとばすくらいの完成度でした。
階段のシーンなど、ハラドキなシーンもあってよかったですね。
ただ、めずらしくテリーとジュリアンの区別が難しかった。
慣れたら大丈夫だったけど、あれ?どっち?ってなるシーンがありました。
それから、クラシックなホテルなので、時代背景がわかりにくかったけど、携帯が出てくるから公開当時の時代背景でいいみたい。
日本語版はみつからず、英語版の予告です。
雰囲気だけでもどうぞ。
この先は、ネタバレになってしまうので、未鑑賞の方はご注意ください。
文字色を薄くしてあるので読みにくいときは、反転させて読んでください。
「アフタースクール」とか「運命じゃない人」とか内田けんじ監督の作品に似てますね。
だんだん全容が明らかになってくるというパターン。
見終わって最初に思ったのは、「テリー、頭の回転早すぎ!」
あんなに短時間ですべてを悟って、計画立てるなんて。
見るからに直情型なのに、キレたり嘆いたりしないで復讐計画を数分でたてるなんて…。
そんなキャラ作りも、脚本の思惑なんでしょうけど。
そして、どうしてもつっこみたいので、ちょっとお付き合いください。
ホテル側、あんなに簡単に宿泊者名簿って見せていいの?
それより、データ入力じゃないんだ?
確かにパソコンが似合わないロビーだけどさぁ。
2009年ってそんなにアナログな時代じゃないよね。
ジュリアンの元彼女、アンナもすごいタイミングで宿泊してるし。
後から知ったのですが、ヒロインのブリタニー・マーフィーは2009年に32歳の若さで亡くなってるんですね。
わりと有名な映画にでてるけど、見たことない作品ばかりで彼女のことは知りませんでした。
綺麗なので、惜しまれたでしょうね。