そりゃー、ドラマ化しますよね【映画感想】12モンキーズ
ドラマ版を観ているので、20年ぶりくらいに鑑賞。
全然覚えてなくて、初見みたいに楽しめました。
【あらすじ】
死のウィルスが蔓延した近未来(2035年)
そこから、ウィルスの情報をつかむために未来にやってきたコール
(ブルース・ウィリス)が、精神科医のライリーと出会い、彼女を誘拐しながら
ヤンヤンする。
細菌学者の息子のジェフリー(ブラッド・ピッド)が最近をばらまいた犯人だ
とわかったコールは、自分の記憶に惑わされ、未来が妄想か現実なのかもわからなく
なりながら、ライリーの助けを借りつつ、奮闘する話。
【感想】★★★★★
まず、最初に「ラ・ジュテ」と言うフランスの短編映画にインスパイアされて
できた作品だと知って、元ネタがあったんだ!と思いました。
(wikiでは、要出典とありますが、オープニングのあたりをよく見てると、字幕が出るあたりに書いてあります)
これも観たくなっちゃったなー。
とにかく、ブルースとブラピの2大スターの共演なのに、うまーくまとまってよくできてる。
そりゃ、ドラマ化されますわよね。
ブラピのイッちゃってる演技が上手い。さすが。
どうしたら眼球を別々の位置におけるの・・・?
テロ集団のトップって役柄はファイト・クラブのブラピとかぶりました。
こういう役柄がとても似合います。
ブルースが主役なので、もうちょっとアクションシーンが欲しかったのですが、
SFだし、こんなものでしょう。
パーフェクトストレンジャーよりは違和感がなかったです。
ライリーは、そつなく美人ですね。ペリカン文書のころのジュリア・ロバーツっぽい。
ブルースが映画を観るシーンで「この映画は昔見た。今観ると、(歳をとったせいで)違うように観える」みたいなセリフを言うのですが、自分自身の状況と重なって
その通りだなって思いました。
覚えている映画でも再鑑賞すると、違うものが見えてきたりします。
気になったのは、ボブとコール(ブルース)を呼ぶ浮浪者のようなじいさん。
彼は、未来のコールだと思っていたのですが、どうもそうではないようでした。
彼は、きっと他のタイムトラベラーだったのでしょう。
コールは、幼いころにあのような衝撃的なシーンを観たから犯罪者になってしまった
のでしょうか?
なぜ、コールが囚人だったのかがわからず、どんな罪を犯したのかも気になりましたが、わかりやすい伏線もあり、ミスリードや謎解きもあり、たまに笑えて、
大満足でした。